[連載] 完全無欠の家庭向キャリブレーション2

今回と次回で、モニターの白と黒を、しっかりと標準色に
合わせる方法を紹介します。
まずは、コントラストとブライトネスの使い方です。
準備として、 まずモニターをフルカラー表示にして下さい。
マッキントッシュなら、1677万色(フルカラー表示) 
ウインドウズなら、True Color (24ビット) 
そしてモニターの色温度の調整できる場合は、
大まかに5000Kを選択して下さい。
それから、モワレを防ぐために表示解像度をいちばん低くしてください。 


◎では、‘カットレベル(黒)’のセットから始めます。 
 モニタを通電しないで観察してください。「黒」ではなくグレーの 
 はずです。まして、フードなしの状態では明るいグレーでしょう。 
 ところが通電して、写真などの画像を表示させると写真の黒い部分 
 は黒に見えます。ブラウン管の向こう側から観察者に向かって光が 
 出ているにもかかわらずです。この状態では、ヒトの目がグレーを 
 黒に見えるように調整しているため、その分、心理的に無理が生じ 
 ています。無理を最小に抑えるには、本来黒になるべき部分を、で 
 きるだけモニタの持つ一番黒い状態に合わせ込む必要があります。 

実際の作業方法
(ブライトネスの調整)
1:モニタの調整に入る前に、モニタを十分にウォーミングアップ
  させます。室内の環境にもよりまずが、30分以上 
  ウォーミングアップをした方が安定しているようです。 

2:真っ黒の画面を作成し、左右どちらか、ブラウン管から 
  はみ出す位置に移動させ、モニタのガラス面の黒いフレーム部分と 
  黒い画像がかさなるようにします。 
  
3:モニタのガラス面の黒いフレーム部分と黒い画像の境界部 
  分が「ごくわずかに見える」ギリギリの明るさになるように、モニタの
  「プライトネス(カットレベルとかシフトと呼ぶ機種もある)」 
  ダイアルを調整します。 
  つまり、モニタヘの信号が「ゼロ(真っ黒)」の時に 
  理想的に一番黒くなるように、ハードウエアを調整したわけです。 


◎次は、ゲイン(白)の調節です。
 画像のまっ白い部分がモニタで同じ濃度になるように調整します。

実際の作業方法
(コントラストの調整)
1:白地の新規画像をつくり、画面全体に拡大して表示させます。 
  
2:取り付けていたフードを取り外し、モニターの隣にならべて 
  真っ白の紙を(プリンター用紙などを 数枚重ねて裏からの光を
  完全に遮ります)セロテープでモニタの画面と並べて貼り付けます。 

3:ターゲットに、プリントを観察するときと同じ照明を当でます。 

4:モニタの「コントラスト(ゲインと呼ぶ機種もある)」つまみを調 
  整して、白い領域をできるだけ貼り付けたターゲットの白に 
  濃度が近くなるようにします。 (色味は来月合わせます)
  この設定を動かした場合はもう一度、カットレベルを微調整します。


つぎは、R・G・Bをそれぞれ調節してモニターの青みを取り、
ターゲットの白と同じ白い色に近くなるようにします。


                
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