中古カメラ

コレクション ギャラリー

 最近、読んではいけない本を読んでしまった。

 その本には、こんなことが書いてあった。
 「中古カメラ店のウインドウの中には、中古カメラがたくさんある。ウインドウのガラスで遮断されているから大丈夫だけど。『ちょっとすみません』とか言って目をつけたカメラを出してもらうのは危ないことだ。手に取って触るともうその手から中古カメラの病気に感染する。ひどいときは発熱して、仕事も手につかない。そのカメラを買うまで熱は下がらない。この病原菌を中古カメラウイルスという。ほとんどが金属製なので金属ウイルスともいわれている。」

 また、こんなことも書いてあった。
 「自分では、それほど気はないつもりだったのに、ある人がいいと言うと急に自分もよくなる。中古カメラウイルスの患者というのは他人に影響されやすい。ちょっとした人の言葉に待ってましたとばかりに感染してしまうのである。」

 さらに、こんなことも書いてあった。
 「〜ところがこれがドイツ製である。ドイツと聞いてきゅ〜んと尊敬のマナザシになっていくところがドイツおたくの特徴である。」

 この本は、「中古カメラのススメ ちょっと触っていいですか (赤瀬川原平)」と「中古カメラ あれも欲しい これも欲しい (赤瀬川原平)」である。おかげで、中古カメラに触らなくても読むだけで病気に感染してしまった気がする。


 さて、こういったコレクション趣味は全くなにも持たないところからは始まらない。星が星間ガスからできる時も、たとえば超新星の爆発とか、なにかのきっかけでできたガスの濃い部分が核となり、それが周りのガスを引き寄せて質量が増加していく。適当な質量でとまれば長く光り輝くが、質量が大きくなりすぎると激しく光るが寿命が短く、最後には超新星爆発し、残された核は中性子星かブラックホールになってしまう。コレクションも集めすぎは危険である。下のリストは、手元にあるカメラである。コレクションのために買ったものは一つもない。実使用のため新品あるいは中古で買ったり、たまたま引力で集まったものもある。いまだに現役もあれば、当然、故障その他で引退したものもある。なかにはクラシックカメラの領域にあるものまであるし、訳のわからないものもあるがとにかくこれで全部である。これらは、どんな核になるのだろうか。

 

メーカー    名称

発売年

ALAR DRESDEN

不明

ミノルタ ユニオマット 1960年
キャノン ニューキャノネットQL17 1969年
コニカ C35 フラッシュマチック 1971年
ヤシカ エレクトロ35GTN 1973年
ニコン ニコマートFTn 1967年
ニコン ニコマートFT2 1975年
ニコン FM 1977年
ニコン FE2 1983年
ミノルタ AFテレ クォーツデート 1986年
ミノルタ カピオス75 1997年
フジ ポケットフジカ200M 不明
セルビ マイクロ110ハイキッチ 不明