Nikomat FT2

 高校1年の1976年、新品で購入。中学3年間に貯めた小遣いであこがれのニコンのカメラボディー、50mmF1.4、135mmF2.8レンズを購入し、本格的に天体写真を始めるきっかけとなったカメラ。いまだに主力に使用している。購入当時、135mmをあきらめてニコンF2にしようかと迷ったことを憶えている。

 かなり長年にわたり使い込んでいるため、シャッターリング交換、モルトの張替えなど手を入れてきた。最近、シャッターチャージがおかしくなってきており、フィルムを巻き上げたとき、レバーをすぐには離さず、数秒保持しないとシャッターチャージされないことがあり困っている。

 ニコンのカメラに共通した欠点に、ファインダー視度ガラスの落としやすさがある。ファインダーにねじ込み式になった視度ガラスは、カメラを下げていると、いつのまにか体との接触でゆるみ、落としてしまうのだ。これまでに4個はなくしている。だから今では、はめていない。

 このニコマートFT2は、基本的にはFTnと同じだがいくつかの改良が施されている。
 @ペンタプリズムにシンクロ接点付ホットシューの新設。
 Aシンクロソケットを1つにまとめ、シンクロタイムラグはシャッター速度の設定で自動的に切り替える方式に改良。
 Bフィルム感度設定部にロック機構を追加。
 C電源を1.55V SR44(銀電池)に変更。

 また、私のFTnとの外観における違いは以下の通りである。
 @シボが光沢のあるものからマット調に変更。
 Aシャッターレバー、セルフレバー、絞込みボタンにプラスチック指当ての追加。
 B露出計指針部に+(露出オーバー)、−(露出アンダー)文字の追加。

 ニコマートFTの発売は1965年7月。
 ニコマートFTnの発売は、1967年。
 ニコマートFT2の発売は、1975年3月。
 ニコマートFTシリーズ最終機でAIマウントのFT3の発売は1977年3月であった。私が初めて一眼レフを買って、わずか1年でマウント形式が変わってしまい、ちょっとショックだったが、とりあえず主目的の天体写真には関係ないし、非AIニッコールの中古レンズは安いので助かっている。

 現在ニコンから販売されている普及機のマニュアル一眼レフは、ニコンNew FMだけ(FM10、FE10はOEMなのでニコンとは認めたくない)であり、その他のAF普及機もすべてニコン名となった。ニコマートと呼ばれるシリーズは今はもうない。

  
<性能表>
名称 ニコン ニコマートFT2
型式 35mm一眼レフ・マニュアル式カメラ
Fマウント
シャッター コパル スクエアS
メカニカル縦走りメタルフォーカルプーンシャッター
B、1〜1/1000秒
シンクロソケット(1/125秒)
シンクロ接点付ホットシュー
セルフタイマー付
シャッターロックなし
ファインダー マイクロプリズム
ミラーアップ機構あり
露出計 CdS受光素子
TTL中央部重点開放測光
フィルム感度 ISO12〜1600
フィルム巻上げ レバー式1作動
電池 SR44×1個(1.55V 銀電池)
製造番号 5204413

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