極軸望遠鏡の調整


 2001年3月4日
 これまでのガイド不良の原因が極軸望遠鏡の調整不良ではないかと考え、GPD赤道儀の極軸望遠鏡の調整を試みてみました。

 以下に調整の方法を示しましたが、取り扱い説明書に詳しく書かれています。  

1.スケールの方向調整  
   
<スケールの垂直合わせ>

 まず、スケールの線を垂直なもの(ビルや鉄塔など)に並行にして、スケールを垂直にします。

@極軸を下に向け、1km以上遠くの景色が見えるようにします。
A垂直な建物を視野に入れ、極軸を回してスケールの線を垂直に合わせ、クランプで固定します。

  
<北極星の南中時刻合わせ>

 次に、北極星の南中する、10月10日午前1時に、「時刻目盛(黒い目盛環)」と「月日目盛(白い目盛環)」を合わせます。

@赤経目盛(時刻目盛)」の0時を「赤経指標」に合わせ、ネジで固定します。
A「月日目盛」を回して、「時刻目盛」の午前1時と「月日目盛」の10月10日を合わせます。(矢印)

  
<経度目盛合わせ>

最後に、経度目盛を0位置に合わせます。

@「指標線」の付いた黒いリングを固定しているネジをゆるめます。
A「指標線」が「経度目盛」の0位置に合うよう、リングを回します。(矢印)
Bセットネジを締めて固定します。 

以上で、スケールの方向が調整完了です。

     


2.極軸望遠鏡の光軸調整

 <極軸と極軸望遠鏡の光軸を合わせる>

@赤緯体を極軸の右にして、スケールの「交点」に1km以上遠くのアンテナや鉄塔などの先を合わせます。
A赤緯体を180度まわしてゆくと、光軸がずれている場合は、この交点上から半円を描いてずれていきます。
Bずれていた場合は、半円の中心に交点が来るよう、極軸望遠鏡接眼部の根元付近にある、3つのネジで調整します。
Cスケールの線の太さが角度で約3分です。線の太さ程度をずれになるまで調整を繰り返します。
   

<赤緯体を極軸の右にした時>

<赤緯体を極軸の左にした時>

赤緯体を左右どちらに回しても、交点上に目標が見えており、調整完了です。
    


 今回、実際に極軸望遠鏡にずれがあるか確認したところ、ほぼ正確に調整された状態にあり、ほとんどずれはありませんでした。
 これまでのガイド不良は、「極軸望遠鏡の光軸に問題があり、それを調整すればもっとましになるのでは ・ ・ ・ 」と期待したのですが、そうではありませんでした。