ヒノサワさんちのアストロカメラ
(テスト1・円形写野全天写真)

    

 来年から乗鞍スカイラインの無料化に伴い、マイカーによる通行が禁止されます。
 今年が乗鞍最後の撮影と思い出かけたのですが、レンジャーによる下山勧告が例年よりもさらに強化され、天文マニアはほとんどいない状況でした。昨年までの状況とは一変しており不思議な光景(しかし、これが本来の姿)でした。
 レンジャーの放送によると、「7月30日に環境庁による実態調査が行われ、車中泊禁止。天体観測も禁止となった。皆さんのマナーが悪いからです。」とのことでした。
 その日は、県道側のゲートは閉まってしまった後で、霧雨という悪天候であったため、そのままいましたが、翌日には下山し、乗鞍高原の一の瀬第一食堂駐車場をお借りして、撮影してきました。

(2002年8月13日)

   

2002年8月13日24時01分〜 露出20分
ヒノサワさんちのアストロカメラ HB-120T
シグマ 15mm F2.8(開放)
コニカ センチュリア400
乗鞍高原 一の瀬第一食堂駐車場付近
2002年8月13日24時25分〜 露出60分
ヒノサワさんちのアストロカメラ HB-120T
シグマ 15mm F2.8(絞りF5.6)
コニカ センチュリア400
乗鞍高原 一の瀬第一食堂駐車場付近

(上の画像をクリックすると600×600の画像が見られます)

 使用したレンズのシグマ15mmF2.8対角魚眼は、AFレンズであり、∞を通り越してフォーカスリングが回ります。このようなレンズのピント合わせについて、天文ガイド9月号(2002年)に記事があります。今回はこの記事を参考にして、自作ピントグラス(普通ガラスをWA3000砥粒でラッピングしたもの)+ネガチェック用10倍ルーペでピント合わせを行なっています。結果、ほぼ∞マークの指標線で合焦しているようでしたが、10倍では倍率不足を感じました。魚眼では像が非常に小さいため、細かいピントグラスと高倍率のチェックルーペが必要と思われます。

 撮影の結果、ピントについてはまずまずのようにも見えるし、今ひとつ甘いようにも見えます。
 固定撮影ではアラが目立たないので、ガイド撮影して、ネガを顕微鏡で観察し、星像の直径を測定しようと思います。また、レンズの収差についても固定撮影では良く分からないので、同様にガイド撮影してみようと思います。ただ、F2.8と明るいにもかかわらず、周辺減光は少ないようです。

 他にも、24mmレンズでもテストしましたが、こちらの方は写野の中心や広さが、今回使用した「潜るんです用スポーツファインダー」では分かりづらく、検討の余地があります。
 改造した巻き上げノブについては調子が良く、改造した甲斐がありました。

 とりあえず、撮影に使用できる自信がついたので、次回はガイド撮影、さらに直焦点撮影への挑戦とスポーツファインダーの改良が課題です。