Canon  New Canonet QL17

 このカメラは叔母からもらったもので、自分用としては初めてのカメラである。かなりのヒット商品だったらしく、叔母は東京のデパートで行列に並んで買ったそうである。

 このカメラをもらった当時の自分は中学生で、シャッター、絞りがマニュアル動作することから、このカメラで天体写真を撮影していた。開放F1.7のレンズは明るく、暗い星まで良く写った。高校生になり一眼レフを買うまでは主力に使用していた。その後もオートフラッシュ、自動露出といった便利さからスナップ用には使用していたが、ミノルタAFテレの購入により引退となった。

 このカメラの特徴は、まず、シャッター速度優先EE露出で、しかも専用ストロボを使用すれば距離に連動して絞りが設定され、昼も夜も自動露出であること。次に、QL機構という変わったフィルム装填方法である。フィルム先端をスプロケットの溝とツメに引っ掛けて巻くのではなく、フイルム先端をQL機構の上にのせるだけでよいという方法である。この方法ならカメラが初めての人でも失敗がなく、優れた方法だと思う。現在のコンパクトカメラも全て、機構は違ってもフィルム装填も失敗がないように工夫されている。
  

専用ストロボ CANOLITE-D装着 フィルム巻上げ、QL機構部分
  
<性能表>
名称 キャノン ニューキャノネットQL17
型式 35mm レンズシャッター式
距離計連動
シャッタースピード優先EEカメラ
レンズ キャノンレンズ f=40mm F=1.7
(4群6枚) 絞りF=1.7〜16
シャッター コパル
B、1/4〜1/500秒
セルフタイマー付
シンクロ接点付ホットシュー
ピント合せ 二重像合致式距離計連動
ファインダー 採光式ブライトフレーム付ビューファインダー 倍率0.6倍
露出計 CdS受光素子使用外光式測光
シャッタースピード優先EE自動露出
フィルム感度 ISO25〜800
フィルム巻上げ レバー式1作動(127度回転、予備角26度)
クイック・ローディング(QL機構)システム
大きさと重さ 120×75×60mm、620g
電池 MR9 H-D(水銀電池) 1個
製造番号 183954
発売時価格 27,000円(速写ケース1,500円)

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