オートガイダー

ビクセン・AGA−1による直焦点撮影

  
 最近、天文雑誌の投稿写真を見ると、ほとんどが直焦点撮影によるもので占められています。それも、ST−4などを使用した長時間露出です。しかし、投資能力の無い私にとっては無縁の存在。ついこの間まではそう思っていたのです。

 ところが、ビクセン・オートガイドアダプター(AGA−1)を知ってしまった時から、なにかが変わってしまったのです。つまり、全ては、この時からだったのです。

≪2000年6月 しらびそにて≫

 2000年6月、ふくろうの会の仲間としらびそへ出かけた時のことです。天候が今ひとつで、写真を撮るほどではありませんでした。そんな時、突然、杉本さんによる、ビクセン・オートガイドアダプター(AGA−1)の実演が始まったのでした。

 星を追いかけて、頻繁に点滅を繰り返すLED。その光をただ見つめる男たち。そして、この時、致命的なウィルスに約3名が感染したのでした。そう、オートガイドウィルスに。

 確かに、ST−4と違って価格的にはなんとかなりそうだし、あのLEDの点滅にはなにか惹かれるものがありました。そして、劇症ウィルスに感染した河合さん、田口さんはあっという間に購入を果たし、安静な状態に治癒したのです。しかし、私はというと、赤道儀にGPDはあるものの、直焦点撮影用の鏡筒がありません。ガイド鏡などを載せるプレート類もありません。これは、かなりの投資を覚悟しなければいけません。しかも、天文雑誌にAGA−1を使用した作例を見たことがありません。また、杉本さんの作品すら見たことが無かったのです。そこで、まず、鏡筒だけ用意して、あとは借りてテストし、良好な結果が得られたらそこから考えようと決めたのです。

 


2000年10月27日
赤道儀と写真鏡以外、全て借り物によるAGA初挑戦。
  
初挑戦は大失敗。どうしてこんなことに ・ ・ ・ 。
  
2000年12月23日
ガイドプレート、ガイド鏡を自前で用意。
今回こそ、なんとか点に・ ・ ・ 。
  
ついにAGA一式を入手。
オリジナルキャリングケースや電源の工夫。
  
2001年 2月24日
オートガイドシステム一式を自前で用意。
まず、自主改造品は正常に動くのか?
そして、露出時間の限界は?
  
2001年 3月 4日
極軸望遠鏡の調整。
ガイド不良は極軸望遠鏡の調整不良?
  
2001年 4月22、27日
理論的には極軸がずれていても、ガイド星は点に写るはず?
ガイド星と撮影対象の角距離とガイドエラーの関係は?
   
ガイド鏡まわりの改善。
収納、運搬用ケース。


赤緯体を反転取り付け。(季節毎に付け直しが必要)
赤緯軸にクラッチを取り付け。

2001年 5月25日
しらびそ高原でのテスト撮影。
なのに、機材トラブル。
「なんで、こうなるの!」

2001年 8月18日
乗鞍岳鶴ケ池第二駐車場でのテスト撮影。
またまた、思わぬトラブル。
なんとか、一コマ成功。
長時間露出への道は遥かに遠い?

2001年11月17日
山梨県北巨摩郡高根町 ペンションスケッチブックにて。
「しし座流星雨」前夜に撮影。
60分露出に成功。これでテスト撮影から卒業です。

2002年10月 5日
長野県下伊那郡根羽村にて。
35mmレデューサーとヒノサワカメラによる直焦点撮影。
周辺のコマ収差が改善され、まずまず。

2003年10月24日
長野県下伊那郡上村しらびそ高原にて。
ヒノサワカメラのマウント位置改善後の直焦点撮影結果。
60分ガイドも成功し、結果良好

2003年11月22日
長野県下伊那郡売木村やまなみ公園(標高1161m)にて。
最近あまり撮影をしていなかったので、勘を取り戻すための自主トレが見事に失敗。